昨日、何年ぶりかのメールがタロ(愛称/女)からきた。
先日共通の友達から「タロ結婚したよー」と報告が
あって、喜んでたらふいにメールがきた。
タロは、広島に住んでいたころから家族みたいに気をつかわず
ほえーーっと一緒にいれる友人だ。
約10年前の春、星ヶ丘という丘に出来たばかりの喫茶店があると聞き、
あいてるかもわからんまま一緒に迷いながら坂を上って過ごした。
お互い仕事やバイトを同じ時期に調度辞めたので、少しゆっくりしようと
ふらっと電車で旅してる途中に
人から人に聞いてこの場所に初めてやって来た。
私がバイトをやめるきっかけの1つはながいさんと知り合って
「郵便をいろんな人にだして手紙を書く仕事ができたらいいなー」と
そんな誰がおもっても莫迦げてる話を初めて人に話したら、ながいさんが
おもしろがってくれた事もあった。
「そんな風に毎日を自分の思いで手を動かして過ごす事はできるよっ」
て言ってくれたことも大きかった。
そんな時期にちょっとした旅だったけど、自由に過ごせる時間の中で
出会った場所がこの丘だった。
初めて丘にきた瞬間、「これはきっと引き寄せられたんやー」と信じて
疑う事もなくちょいちょい1人でそれ以来ふいに足を運び、のこのことそのまま
丘に毎日通いたくなって大阪の妹の家にすっかり居候で段ボール1つで引っ越して来た。
裏庭で出会った女性の大らかで澄み切った笑顔に引き寄せられたのが大きかった。
そのころタロは、仕事をやめても1人暮らしなので、よくいってたお気に入りの
自然食の居酒屋でバイトをはじめた。
春の気ままな旅の帰りにその店にタロと行った日に、常連さんのあつまりがあって
「なんかインディアンみたいな、、山岳民族みたいな人が奥に座っとる!」と、
言ってたら、そのおちついたインディアンを(の様な人)お店の方が面白い人
だからと紹介してくれ、一緒に玄米チャーハンを食べながら、なんとも面白い
話で笑いあった。タロはお店のおばちゃんにすっかり気に入られ「ここでバイト
してみん?」とその後、働く事となった。
その頃わたしはすっかり丘に思いを馳せ、タロはいつのまにやらすっかり
インディアンと恋に落ちていた。(3人で玄米チャーハン食べてたのにね〜)
お互いに大切なものをこの時期に見つけ、タロタロは10年の月日を温めて
どうも夫婦になったみたいで。
きゃーーーーっっていうよりも
そかそかよかったなぁーーとしみじみこの時間の中で温めて来たタロとインディアン
の事を思ってみた。
「けっこんしたんよ。びっくりやろ?」
このメールを見たのはすっかり夜も深かったけど、うれしくてお祝いと
ばかりに良い知らせにビールを冷蔵庫からだして「よかったなぁ」っと
1人夜のビール片手にごろりと横でリラックスする猫を撫でた。
タロタロおめでとうね。お祝いする時はかけつけるけんねーー。