生きてるって、
今しかなくて、うつくしくて強くてはかない
ダンスみたい。
『dance』 吉田 百里 mori yoshida
2017.11.15(水)-11.26(日)
12:00-18:00(最終日11/26は17:00まで)※月・火曜休廊
『小さな詩とスープの会』
深まる秋の星ヶ丘で、今回展示している詩をみなさんと朗読します。
日時:11/25(土)14:00〜
参加費:1,000円(shizuka gohanさんの冬の根菜スープと手づくりパン付き)
ご予約:info@sewing-g.com(ソーイングギャラリーまで)
「小さな詩とスープの会」参加として、お名前、人数をお知らせください。
(アレルギーのある方は事前にお聞かせください。)
料理するひと。
ゴハンにパン、おつまみ、お菓子、珈琲にお酒、あれこれ美味しいもん、こさえます。
*本展へよせて作家の吉田さんから言葉が届きました。
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「どんぐり」 吉田 百里
ソーイングギャラリーでの展覧会も、今年で四回目になります。
本当にうれしくて幸せなことだなあと、毎年その幸せをゆっくりとかみしめています。
何回目の展覧会のときだったか、もう展覧会の期間も終わりに近づいた頃、
ギャラリーにいたら、小さな女の子がたたたとそばにやってきて、
あげる、といって小さなどんぐりをひとつくれました。
いいの?なくなっちゃうよ?と聞くと、
その子は、また拾うからいいー、と言って、またたたたと去っていきました。
私が予想していたのは、
ううん、いいの、と我慢するか、
いらないからいいーという答えだったので
本当にびっくりして、そうか、そういうプレゼントの方法があったんだねと
何だか新しい哲学に触れたような気持ちになりました。
そのあとよく見たら、洋裁学校の入り口の下に、
たくさんどんぐりが落ちていることに気がつきました。
星ヶ丘にはもう何回も来ているつもりだったけれど、
そのときはじめて、どんぐりの木があることに気づきました。
木の下にいっぱい落ちていた小さなどんぐり。
あの女の子も、ここでまたどんぐりを拾えたかな。
あの女の子がくれたのは、
誰かに贈り物をしても、また自分で作り出せばいいという魔法。
今年もまた星ヶ丘で、
あの小さなどんぐりみたいなよろこびを
ひとつひとつ積み重ねていけることを、本当に幸せに思います。
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